代表的な日本のハーブである優れた薬草、ヨモギについての情報をお伝えします。
素晴らしきヨモギ
ヨモギは 古来から すぐれた薬草として用いられてきました。
日本は万葉集に蓬(よもぎ)と詠まれ、古くから薬草として用いられています。
アイヌでは「地上に最初に生えた植物」、神の草として扱われてきました。
フランスではヨモギのことをL’Herbe Royale(王のハーブ)と呼び、お茶や浴用剤として用いるそうです。
ヨモギとは
ヨモギはキク科ヨモギ属の多年草です。
日本全国の道端や河原でよく見かける身近な植物です。
草餅の草とは、ヨモギです。餡子との相性が抜群で、とても良い香りがします。
お灸に使う もぐさ もヨモギです。
こんなに身近なヨモギですが、実はとても役に立つ植物です。
学名は Artemisia princeps
別名としては、ヨモギ、フーチバー(沖縄)、フツ(九州)、ノヤ(アイヌ)などなど。
生薬名としては、艾葉(がいよう)、カワラヨモギは茵陳蒿(いんちんこう)です。
食べ物として
ヨモギのレシピはどのようなものがあるでしょうか?
もちろん、草餅(ヨモギ餅)
ヨモギの天ぷら
ヨモギそば、ヨモギうどん
ヨモギのあえもの
ヨモギのふりかけ
お味噌汁の具として
沖縄では、ヤギ汁(ヒージャー汁)にヨモギを入れて煮出します。
その他、たくさんのレシピがあります。
お茶として
ヨモギ茶は、クセがなく普段使いのお茶として、おいしく飲めます。
ノンカフェインなので、お子様からご高齢の方まで安心して飲むことができます。
ヨモギに、ドクダミやビワ、柿などの葉を入れてブレンドすると、更においしく楽しむことができます。
漢方のお薬として
明の時代の医師 李時珍が表した「本草綱目」(漢方の薬草百科)では
ヨモギを2種類に分類しています。
ヨモギやヤマヨモギは艾葉(がいよう)、
カワラヨモギは茵蔯蒿(いんちんこう)です。
艾葉(がいよう):
・温裏、止血、止痛の効能
・食欲不振や冷えによる腹痛、出血、流産の予防などに用いる
茵蔯蒿(いんちんこう):
・消炎、利尿、解熱、利胆などの効能
・黄疸、尿量減少、湿疹などに用いる
民間療法の薬草として
ヨモギ入浴剤、ヨモギ蒸し、等々
ヨモギ農園の日々
ヨモギ農園の日々
ヨモギとの奮闘記 WeFarm Yomogi History Episode !